山形弁では敬意を表すときに言葉の最後に「ス」をつけるという特徴があります。

先輩から命令された場合などに返事をする際は「ハイ」よりは「ハイッス」の方が断然 “一生懸命聞いてよくわかりました” 的アピールになるわけです。

これらは主に男子の世界で用いられ、女子はほとんど使いません。

「ありがとうございました」も「ありがとうございましたっす」と「っす」が付くと付かないでは与える印象が若干違うということです。

少し親しくなると、これが「どうもっす」や「ありがどさまっす」と簡略化して使うことが許され、間接的に周囲に二人の親しさをアピールすることができます。
しかし、これを初めから先輩に対して「どうもっす」なんて使おうものなら、放課後に部室の裏に連れて行かれ “特別講義” を受けることになるのです。

私の会社は「有限会社スカンク・ワーク」といいますが、よく「スカンク・ワークス」と間違われます。
しかし、そこは山形の会社ですから「敬語で呼んでくださっているんだなぁ」と特に訂正はしないわけです。ハイ 笑