朝3時に目覚ましをセットしていたが、2時過ぎに目が覚める。
外は雨が降っている様子

昨日から○ンコの出が悪く、今朝も調子が悪い
マズイな軽量化ならない・・・ってそっちかい
と朝からノリツッコミをしてるバカな自分
前夜、ブロック屋さんの息子君が歌ったと言うモンテディオ山形の応援歌の替え歌が頭から離れない(笑)
お〜こずか〜い、お〜くれドンドンッ

一昨年は朝風呂に入れたのだが、今年は鍵がかかっていて入れなかった。残念
朝食も豪華なメニューで、モリモリ食べて出撃準備に取り掛かる。

予約しておいたタクシーが迎えに来たのでチェックアウトして出かける。
バタバタとして女将さんと写真を撮るのを忘れた

受付会場には既に大勢の人がいて、預けた自転車の受け取りと荷物預けに行列ができていた。
このあたりの写真、一枚も撮っていない・・・
さらにおバカなuganda、せっかく持ってきたGPSを荷物と一緒に預けてしまい、気が付いた時には既にトラックに積み込まれ取り出せない状態だった

Aコース210kmの出羽機くさん、ブロック屋さんと共にスタート地点に並ぶ。
雨が冷たく身体を濡らす。

2009佐渡LRスタート前2009佐渡LRスタート前_出羽機く

並んでいる間、取材中の自転車雑誌などで活躍中の“つぐみ”さんと少しお話できた
初出場のブロック屋さんに「序盤は前の人の様子を良く見て、なるべく近づかないように」とアドバイス、初心者と経験者が入り混じっているので急ブレーキや急なハンドル操作があるからだ。
ある程度するとバラけて来るのでそこから抜け出し自分のペースで走り、ペースの会う集団に合流するのがベストであるともお伝えした。

一昨年のテーマは完全燃焼、今年のテーマはFUNRIDEであるが、あいにくの天気で景色は楽しめない感じ。
まずはオーバーワークにならないように落ち着いて出発する
出羽機くさんの位置を確認しながら集団から少しずつ抜け出す。
ところが・・・今朝方まで出てこなかった○ンチ君が急に出たくなってきた
相川地区までの小さな上りを無難にクリアし、途中『敷島荘』に寄ってトイレを借りようと思い交差点で止まって出羽機くさんを待っていたら目の前をシャーっと通過して行ってしまった
慌てて追いかけてようやく追いつき「途中トイレに寄るので相川ASで合流しましょう」と声をかける。
飛び込んだのはなんと皇室も利用したことのある『ホテル大佐渡』
さすがにマズイかな〜と思いながらフロントの人に「お手洗いお借りしてもいいですか?」と尋ねると「どうぞ、あちらの左側です」と親切に応対してくれた
自転車乗りの人ならわかると思うが、自転車ジャージで○ンチするのって全部脱がなきゃいけないので大変なんです
広めの個室でジャージを脱いで、ウォシュレット付きの便座で快適に済ますことができ軽量化完了(笑)
『ホテル大佐渡』を出て猛然と相川ASへダッシュ

一昨年は通過した相川ASに到着、パンとおにぎり、ワカメそばを食べる。

2009佐渡LR_ワカメそば

前回食べなかったワカメそば、今回はしっかりいただきました

しかし、雨脚、風とも一昨年よりひどいな〜
序盤からツラいライドになりそうだ。
出羽機くさんがペースを上げたがるので、少し抑えるように言う。
丁度良い列車(集団)も現れず、なるべく離れたら待って一緒に走ることに徹した。

入崎ASまで少しの距離良いペースで引っ張ってくれた人にお礼を言う。
出羽機くさんも付いて来てると思ったら少し離れて到着。
しかしすごい人数だね〜

この先いよいよZ坂(MAX11%)大野亀坂(MAX10%)が現れる区間、少し温まりかけた脚をストレッチして出撃

2009佐渡LR_Z坂

目の前に立ちはだかる「Z坂」
出羽機くさんと話をしながらゆっくり登る。
明らかに一昨年より走力が落ちているのはわかっているけど、38-26までギアを落としてヒイコラ
ただ、一昨年に比べ速い人たちが行ってしまった後だからか、抜く人数の方が多い。
絶対に脚を付くことだけはしたくない、そんな思いでクリアする。

Z坂を登りきり、ゆっくり下っていつのまにか離れた出羽機くさんを待つ。
合流してもう一つの難関「大野亀坂」にアタック
これまたキッツイね〜
がんばってクリアし、はじき野ASへ到着。

2009佐渡LRはじき野AS

muraさん、ブロック屋さんにメールで報告する。
この先は道も広く出羽機くさんとペースを作る。
いつの間にか集団ができていて、出羽機くさんを先頭に送り出す。
ついついがんばってしまう出羽機くさんに「がんばらなくていいです、早目に次に譲ってください」と叫ぶ。
回りもコレを聞いて先頭交代をしてくれるようになるが、あまりに集団が大きくなりすぎていて(この時点で20台以上いたような気がする)「長すぎるからもう一度集団を作り直しましょう」とペースを上げて前に出る。

良いペースでBSに到着。
ここは昨年から設けられた必ず立ち寄らなければならないチェックポイントでもあり、一昨年はこんなの無かった。
おにぎり2個と少しのおかずが入ったお弁当を配られ、温かい味噌汁も配給された。
雨宿りのテントで食べる。

2009佐渡LR_BSのおにぎり&味噌汁

おにぎりに味が無く、一個残してしまった
これが後から響くことになろうとは・・・

携帯をチェックすると、ブロック屋さんから僕等がはじき野AS到着のメールを送った20分後にはBSに着いたとメールが入っていた。
ほぼ同じ時間にmuraさんがはじき野ASについたとのメールも入っていた。
「たったそこに着きました」
muraさんも興奮してるんだろうね、「たった今」って言いたいのは伝わってます(笑)

ばせをさんから激励メールが届く
title「昼飯目指して頑張ろう」
「サドのみなさま、難行苦行お疲れ様です!」
既に食べた後だったのですかさず「もう食った」と返信(笑)
一昨年は外からの応援メールのやりとりなんて無かったからうれしかった

BSを出発すると次まで40kmの長い区間、ここからも小さなアップダウンがある。
さっきおにぎりを残したのがアダとなり、ドンドン体力を消耗していくのがわかる。
モチベーションが下がりっぱなしで、本気で次のASでリタイヤすることを考え始める。

雨で濡れたショーツのパッドが擦れて痛い・・・
寒い・・・
楽しくない・・・
なぜ僕は走っているの?


最悪のメンタル状態で多田ASに到着。
トイレの列に並び、用をたした後飛びつくように補給テントのパンを食べる。
少し気持ちが落ち着いてきた。
腹減ってたんだな・・・

2009佐渡LR_多田AS

雨脚が増しザーザー降りになってきた
屋根の下に入るだけで相当ストレス的に楽になる。
muraさんからメールが来ていた。
「原因100K地点で弁当食ってますよー!」
原因て・・・一気に力が抜けた(笑)

muraさん、ブロック屋さん、ばせをさんに
「140km地点到着、リタイヤしたい」とメールを送る。
ばせをさんから「無理せず、無事帰還を」と激励メールが届く。
出羽機くさんにも「もう帰りたい」と言うが相手にしてくれない
ASから出かけるときは毎回出羽機くさんが先に出るんだよね。
もしかして本当に余裕が無いのは僕の方かもしれない。

しかし、さっき食べたパンのおかげか随分身体が動くようになって次の区間は少し気持ちが戻って走れた

162km地点、小木AS到着。
muraさんから12:51に到着したとのメールが届いていた。
マッサージブースがあるASだが寒くて待っていられない。
汗をかかないので毎回おしっこしたくなりトイレの列に並ぶ。
ここでも積極的にパンを頬張り、ストレッチをしてこのイベント最大のMAX11%、MAX15%の激坂区間に突入

辛かった〜
ここも「絶対に歩くもんか」と意地と根性で登りきる
180km地点の素浜ASが昨年から変わったらしく、一昨年の場所に無い
不安になりながら通過すると182kmのところにあった。
なんだよ・・・

yahapooh先生からも応援メールが届いていました。
もうここまで来てしまえばリタイヤするわけにはいきません。
しかし、この先の2つの坂が待ち受ける最終区間、気が抜けません。
ここでも38-26までギアを落とした場面も数回、それでも基本38-23で登る
出羽機くさんは随分離れてしまったが、坂の途中で待つ余裕が無いので二つ登り切って最後の平坦区間で出羽機くさんを待って合流。

残りの数キロは2台でランデブー走行
出羽機くさんに「ゴール前にウイブレ脱ぎますか?」と尋ねるが「このまま行きましょう」とのことでそのまま進む。
ゴール写真が他の走者と被らないように間隔を調整して無事にゴール
出羽機くさんとガッチリ握手をして健闘を称え合う。
今年は一昨年以上に過酷な条件で出羽機くさんのサポートに徹し、自身もリタイアを考えるほどだったけど無事に完走できたのは一昨年とはまた別の感動ができた

たくさんの応援をいただき、なんとか今年も完走できました。
ばせをさん、yahapooh先生、お茶漬けさん、応援メールありがとうございました

来年はどうするかはまだ考えられませんが、一度は晴れの佐渡を走ってみたい気もします。