山形大学と東北芸術工科大学が共同で企画したSmile Trade 10%のアクション、スマイルエンジンに参加した。
バスで学生を被災地に連れて行ってボランティア活動をしようというもので、5月4〜5日の2日間石巻に向かう。

両大学の学生と教職員総勢95名が2台のバスで出発

懸念された渋滞もなく、思ったよりスムーズに石巻に到着。
事前に大学側が石巻ボランティアセンターのピースボートと打合せをしており、TV等で報じられていた人手余りという問題はない。

道路などは既に片付いており、車の往来は通常に戻っているようだが、ちょっと大通りから入るとまだまだ信号が点いていない所もあった。

今日の作業は市街地の側溝の泥掻き。
学生たち、特に女子の生徒が笑顔で活動していたのが印象的だった。

芸工大メンバーには学長で映画監督の根岸吉太郎氏やデザイナーで教授の中山ダイスケ氏ら豪華な顔ぶれも。
もちろんそれらスター教員たちも生徒と一緒に泥まみれになって作業をやっている。

やっていることは決して楽じゃないが、みんなの気持ちは一つ「何かの、誰かのお役にたちたい」ということ。

作業終了後、石巻専修大学に移動し、今日の振り返りを行う。
これもまたこのスマイルエンジンの良いところだ。
フリーでボランティアセンターにきて一生懸命作業をして一日を終わるのももちろんアリだが、こうやって今日やったことや感じたことを話し合い共有できるのは個々で得られる満足感や充実感、今後のモチベーションも倍増する気がした。

ボランティアセンターにはボランティア用の炊き出しもあり、ここ石巻については非常に良い環境でボランティアに参加できるようだ。

一部で報じられているボランティアは“衣食住全て自己完結出来るように”という大前提は変わらないが、ここ石巻の様に体制が整っている所もあるので、しっかり事前に情報を収集出来ればもっとたくさんの人がボランティアに参加できるということを感じた。

2日目も参加する予定で、また大学の皆さんと一緒に活動できるのを楽しみにしている。