不名誉にも全国ニュースで流れている山形市の119番救急車不出動による大学生死亡訴訟について、このBlogでもたびたび取り上げてきた。

ある方から、亡くなった大久保祐映君の地元の同級生とその親たち(高橋さん)が山形市に対し、

原因究明と再発防止策の提示と実施を求める

署名活動をしていることを教えてもらい、山形でも協力してくれる人がいないか探しているという情報をいただいた。
 


元はと言えば、高橋さんらが大久保君が通っていた山形大学の大学祭「八峰祭」実行委員長宛に署名活動と黙祷の実施を依頼したものだったが、実行委員長からは丁重にお断りされたらしい。

山形大学も学内の生徒や医学部の医師による不祥事が相次ぎ、非常に微妙な時期であったのであろう。
私にとって大学側、実行委員会側の弱腰の姿勢については想定内である。

大学側の姿勢もこうだった…
今年、娘が通う人文学部後援会理事を拝命していたため、新任ながら理事として私から後援会事務局に連絡し、後援会長と学部長に大久保君と消防署のやりとりのテープを聴いていただいたいた上で

同学に子供を通わせる親として山形市に対し何かメッセージは発信できないか?

と提案したのだが、協議の結果

大久保君は理学部の学生だったので理学部の対応をうかがう。

ということになり、大学としては学長が裁判の結果を見守るとしている以上何もできないとのことで、人文学部後援会長から理学部後援会長へ話をしてみるということになった。

理学部後援会長からの返答結果は…

大学に準じ裁判の結果を見守る

というものだった。
そもそも学校と親は立場が違うはず、私は「子を持つ親として」の思いを問いかけたつもりだったが、その思いは理解していただけなかった。
このことで大学や後援会に不満を言っても始まらない。

また、市議会議員たちにもいろいろ話をさせていただいてはいるが、どうも最初騒いで、その後全体委員会で意見聴取を行ったという形として何かした風にみせているだけで、どうという動きはない。
あのような対応が「適正である」とされるのは

山形市民として今後が不安である

と陳情しているのにもかかわらず、実際のところは裁判の結果待ちのようで何もアクションしてもらえない。
市議たちも役所と本気で対立するつもりは無いようにも思える。
ここは非常に残念でならない。
しかし、議員が動くと現体制に対する批判と論点を刷り変えられてしまう恐れがある。とのご指摘もあり、ここは議員に頼るのはむしろマイナスなのか?という考え方もあるようだ。

それよりも、まずは

自分が今できることは何か?

をずっと考えていたところに今回の話をいただいたので、私は高橋さんに協力することにした。
自分で何かをするしかない。
私にできる事は

この活動をソーシャルメディアを使って広く知ってもらうこと。

そして

自らも署名のお願いをすること

だ。
これまでもこのBlogにもfacebookにも様々なコメント頂戴しているので、改めて全国に呼びかけたいと思う。
以下は大久保祐映君の最後の声となってしまった119番通報の録音テープだ。
これを聞いていただいた上で、みなさまのご意見ご協力を賜りたい。