現在各地でおこなわれている体罰の実態調査について。

佐賀県武雄市の樋渡市長のblog“体罰調査結果も「学校別」に公表すべき”に調査票があったので拝見しました。

まず、叩かれたことがあるかどうか?だけの調査に疑問を感じます。

仮に叩かれたことがあっても先生を守ろうとする生徒は事実を隠蔽してしまうのではないか?
しかしそれを見た他の生徒から「○○さんが体罰を受けた」と報告され、先生が処分を受けてしまうような事態になった場合、むしろ守ろうとした生徒の心が傷ついたり仲間に対する不信感を生んでしまうのではないか?
という疑問が浮かびました。

テレビドラマの見過ぎかもしれませんが、生徒が結託し先生を陥れることもできるような気がします。
保護者の意見を記述する蘭はあっても生徒が本音を書く欄がありません。

もちろん、この調査票の結果だけではなく実態調査の上で先生への処分になるのでしょうけど、叩いたか?叩かれたことがあるか?だけの調査になれば、まだまだ件数は出てきてしまうような気がします。

実際の教育現場ではそのような実態調査、事実確認に膨大な時間が費やされ、ただでさえ休日返上で部活動を支えたり、自宅に持ち帰ってテストの採点をしたりしている先生方が忙殺されてしまうのではないかと心配しています。

もちろん叩くことが可だとは言いません。
でも、そこに愛があるのか?あったのか?についてもう少し議論できる調査であって欲しいものです。