山形県蔵王スキー場で開催された冬季国体スキー競技大会が無事に終了した。
多くの選手団や競技役員とスタッフや宿泊者の方々との交流などが新聞で掲載されているが、実はその陰でものすごい事件が起きていた。
大会数ヶ月前から開設された公式サイトが初日から不通になっていたのだ。
たまたま、私のところに秋田の友人から「公式サイトが見れなくてシャトルバスなどの情報がわからない。何か情報もらえないか?」とのヘルプメッセージがきたのがきっかけで知ったわけだが、それがなければ全く気が付かなかったであろう。
↑↑↑この時点で樹氷国体のサイトへのアクセスする動機が無かったことを振り返れば広報力不足であるということでもあるわけだが…これは山形県のイベントでは当たり前で今に始まった事ではないので今回はあまり触れない事にする。
すぐに樹氷国体実行委員会に電話して確認したところ復旧の目処は立っていないと平謝り、こんなお粗末なサイト職員が作ったのかと思いきや、聞けばなんと業者に頼んでいるのだと言うではないか!!
その業者の糾弾はさておき、とりあえず欲しかった情報が全て掲載されている「観戦ガイド」のpdfファイルを送ってもらい、友人に転送した。
そこで、ふと気が付いて再び実行委員会に電話し
「facebookページとTwittterアカウントがあるんだから公式サイト不通のお詫びと観戦ガイドのダウンロードリンクを掲載したらいいのではないか」
と進言したところ、予想通り全く想定していない様子であった。
まったく受信者側のニーズがまるで考えられていない、独りよがりのサイト運営が露呈されたわけである。
とはいえ、他にも困っている人が居ると思い、私個人のfacebookアカウント、会社のfacebookページ、facebookグループ、TwitterやGoogle+などあらゆるSNSにダウンロードリンクを掲載して微力ながら手助けをさせていただいた。
一方で山梨県甲府地方で起きた豪雪災害の情報は、ほとんどのマスコミ報道はオリンピックの熱狂にかき消された中、現場の住民やそれを見ていたSNSユーザーたちがTwitterやfacebookで情報を流し災害現場の状況が伝わっていた。
とにかく雪で道路が遮断されているためマスコミも現地に入れず、孤立集落にいる人達、道路で立ち往生して避難している人達からの発信が情報源だったのである。
東日本大震災やフィリピン台風で世界中のSNSユーザーはマスコミの情報より早くリアルタイムで刻々と変わる現場の情報を発信・拡散・共有した。
しかしそれら多くの発信・拡散された情報の中には既に解決済みのものであったり、デマや誤った情報も含まれ、伝播力の強さ・速さゆえにいっそう混乱する、情報の整理と確認が必要だという重要な課題がある事を学んだはずであった。
多くの人はSNSを情報発信側の利便性や簡易性、伝播力ばかり強調するが、実はそれらの情報を整理するのはアナログな人海戦術だったりするのである。
今回の山梨豪雪災害におけるSNSによる情報発信と共有の意義と顛末を山形大学の田北准教授が自身のfacebookにまとめていたので転載する。
近頃、マーケティングの知識もないと思われる業者がこういったサイト開設の仕事を取っているようだが、蓋を開けると“ページ作ってハイ終わり”のところが多過ぎる。
また、サイト開設を依頼する側も“運用や更新は自分たちでやる”というケチな素人考えを出して、
受信者側のニーズとタイミングをまったく理解していないまるで無意味な運用をしておきながら、集客やPV効果がないのは業者のせいにするという無知とバカによる負のスパイラルが非常に多く見受けられる。
会場である蔵王スキー場と言えば、甲府豪雪災害と同日に大雪が降り、こちらもスキー客が一部雪崩で道路が遮断されたり、駐車場で車が埋もれて動かせずに帰宅出来ない客が多数発生したという経緯があるため、関係者以外の応援・観戦客の中には天気予報を見たり、なんらかの方法で現場付近の道路状況や会場の様子を知ってから行動を起こそうと思っていた人も大勢いたはずである。
幸い豪雪による道路交通障害等は起きなかったのだが、シャトルバス利用者が殺到してバスに乗れないという大混乱が起きた。
そのようなことを何も知らない応援・観戦客達はバス停に行ってからその状況を知らされ、本来応援したい選手の競技時間に間に合わなかった人も多数出た。
混乱するのは当然である。
実行委員会のTwitterやfacebookにはそれらの情報は一切投稿されていない。
本来それこそがリアルタイムで発信するべき情報だったのではないのか?
相変わらず公式サイトは一時的に復旧しても直ぐに不通になったりと不安定で、モバイルサイトは最終日までほとんど開かなかった。
まさに今回の樹氷国体のサイト不通、SNS更新の遅延、情報内容・タイミングの酷さはそうした知ったかぶりの嘘つき業者と、これまたトラブルの際の回避能力ゼロの間抜けな業者と職員による醜態そのものである。
残念ながらおそらくこの後山形県で開催されるDC(ディスティネーションキャンペーン)や青年会議所のASPACなども同じ事を繰り返すのであろう。
多くの選手団や競技役員とスタッフや宿泊者の方々との交流などが新聞で掲載されているが、実はその陰でものすごい事件が起きていた。
大会数ヶ月前から開設された公式サイトが初日から不通になっていたのだ。
たまたま、私のところに秋田の友人から「公式サイトが見れなくてシャトルバスなどの情報がわからない。何か情報もらえないか?」とのヘルプメッセージがきたのがきっかけで知ったわけだが、それがなければ全く気が付かなかったであろう。
↑↑↑この時点で樹氷国体のサイトへのアクセスする動機が無かったことを振り返れば広報力不足であるということでもあるわけだが…これは山形県のイベントでは当たり前で今に始まった事ではないので今回はあまり触れない事にする。
すぐに樹氷国体実行委員会に電話して確認したところ復旧の目処は立っていないと平謝り、こんなお粗末なサイト職員が作ったのかと思いきや、聞けばなんと業者に頼んでいるのだと言うではないか!!
その業者の糾弾はさておき、とりあえず欲しかった情報が全て掲載されている「観戦ガイド」のpdfファイルを送ってもらい、友人に転送した。
そこで、ふと気が付いて再び実行委員会に電話し
「facebookページとTwittterアカウントがあるんだから公式サイト不通のお詫びと観戦ガイドのダウンロードリンクを掲載したらいいのではないか」
と進言したところ、予想通り全く想定していない様子であった。
まったく受信者側のニーズがまるで考えられていない、独りよがりのサイト運営が露呈されたわけである。
とはいえ、他にも困っている人が居ると思い、私個人のfacebookアカウント、会社のfacebookページ、facebookグループ、TwitterやGoogle+などあらゆるSNSにダウンロードリンクを掲載して微力ながら手助けをさせていただいた。
一方で山梨県甲府地方で起きた豪雪災害の情報は、ほとんどのマスコミ報道はオリンピックの熱狂にかき消された中、現場の住民やそれを見ていたSNSユーザーたちがTwitterやfacebookで情報を流し災害現場の状況が伝わっていた。
とにかく雪で道路が遮断されているためマスコミも現地に入れず、孤立集落にいる人達、道路で立ち往生して避難している人達からの発信が情報源だったのである。
東日本大震災やフィリピン台風で世界中のSNSユーザーはマスコミの情報より早くリアルタイムで刻々と変わる現場の情報を発信・拡散・共有した。
しかしそれら多くの発信・拡散された情報の中には既に解決済みのものであったり、デマや誤った情報も含まれ、伝播力の強さ・速さゆえにいっそう混乱する、情報の整理と確認が必要だという重要な課題がある事を学んだはずであった。
多くの人はSNSを情報発信側の利便性や簡易性、伝播力ばかり強調するが、実はそれらの情報を整理するのはアナログな人海戦術だったりするのである。
今回の山梨豪雪災害におけるSNSによる情報発信と共有の意義と顛末を山形大学の田北准教授が自身のfacebookにまとめていたので転載する。
近頃、マーケティングの知識もないと思われる業者がこういったサイト開設の仕事を取っているようだが、蓋を開けると“ページ作ってハイ終わり”のところが多過ぎる。
また、サイト開設を依頼する側も“運用や更新は自分たちでやる”というケチな素人考えを出して、
受信者側のニーズとタイミングをまったく理解していないまるで無意味な運用をしておきながら、集客やPV効果がないのは業者のせいにするという無知とバカによる負のスパイラルが非常に多く見受けられる。
会場である蔵王スキー場と言えば、甲府豪雪災害と同日に大雪が降り、こちらもスキー客が一部雪崩で道路が遮断されたり、駐車場で車が埋もれて動かせずに帰宅出来ない客が多数発生したという経緯があるため、関係者以外の応援・観戦客の中には天気予報を見たり、なんらかの方法で現場付近の道路状況や会場の様子を知ってから行動を起こそうと思っていた人も大勢いたはずである。
幸い豪雪による道路交通障害等は起きなかったのだが、シャトルバス利用者が殺到してバスに乗れないという大混乱が起きた。
そのようなことを何も知らない応援・観戦客達はバス停に行ってからその状況を知らされ、本来応援したい選手の競技時間に間に合わなかった人も多数出た。
混乱するのは当然である。
実行委員会のTwitterやfacebookにはそれらの情報は一切投稿されていない。
本来それこそがリアルタイムで発信するべき情報だったのではないのか?
相変わらず公式サイトは一時的に復旧しても直ぐに不通になったりと不安定で、モバイルサイトは最終日までほとんど開かなかった。
まさに今回の樹氷国体のサイト不通、SNS更新の遅延、情報内容・タイミングの酷さはそうした知ったかぶりの嘘つき業者と、これまたトラブルの際の回避能力ゼロの間抜けな業者と職員による醜態そのものである。
残念ながらおそらくこの後山形県で開催されるDC(ディスティネーションキャンペーン)や青年会議所のASPACなども同じ事を繰り返すのであろう。
よろしくお願いいたします。