アスリートへのSNSでの誹謗中傷が酷いと報じられている。

これらは別にアスリートに限った話では無く、アスリートは有名だからこの時点で報道されるのであって、一般の人の被害はその数百倍、数千倍の数があるであろう。

しかしそれらは被害者が自殺でもしない限り大きく報じられることはなく、またその加害者がどのように特定され、その後どんな罰を受けるのか?どれだけの償いをしなければならないのか?はほとんど報じられない。

もしかしたらその償いも「大したことない」程度にしか思われていないのかもしれない。

一時政府が「何らかの法整備を…」と言ったことが有ったが、そんなのいつの話だったか?

SNSの運営側のほとんどが外国企業であり、外国の法律、常識の下「プライバシー」や「表現の自由」を理由に情報公開しないこと、それに対して日本政府や当局は全くの無力で規制できない、しない事も輪をかけて被害を拡大させているのだと思う。

そもそも日本は敗戦後に付け焼き刃で押し付けられた「自由」をよく理解できないまま、意味を履き違えた大人たちが、誤った教育、偏った報道を野放しにしてきた結果、まさに現代の底辺まで下がった人のモラル、リテラシーとなり、それが表面化してきたのだろう。

有名人や表舞台に立つ者の過去の発言や行動を遡って指摘、非難し袋叩きにすることも、緊急事態宣言など出ていても人流が減らない、路上飲みを繰り返すなどもまさにそれだ。

一方で袋叩きする側を非難する報道はされないし、路上飲みする者の映像にはしっかりモザイクがかけてあげる始末。


ドライブレコーダーや防犯カメラによる告発動画も、悪を正す為には必要な事だとは思うが、タレコミ、密告が横行、推奨されるような世の中にはなんともスッキリしない。


この日本総モラル・リテラシー低下現象は新型コロナウイルスよりも既に大きく拡大、ワクチンも治療法もまるで無く、改善の兆しがない最悪のパンデミックではないのか?